- 人材&リーダーシップ
元記事は2023年5月24日にArabian Businessに掲載されました。
ピアソンVUEは2009年にドバイオフィスを開設して以来、中東における教育および認定プログラムの普及を促進しながら、1,000万以上の試験を配信することで規制当局や各首長国政府の時間や人的資源の負担を減らすことを支援してきたと、ピアソンVUEの中東および南アジア担当事業開発ディレクターであるラーエド・ラージェフは語っています。
長年にわたりピアソンVUEは、イノベーション、セキュリティおよび成長への確固たる取り組みにより、世界中のコンピュータ・ベースド試験業界におけるパイオニアとして進化を遂げてきました。教育・入学試験から、ITおよび医療・介護・ヘルスケアまで、複数の分野にわたり毎年1,900万以上の認定資格試験およびライセンス試験を配信し、世界中の専門職や組織、コミュニティに直接的かつ忘れがたい影響を及ぼしています。
ピアソンVUEはドバイにオフィスを開設した2009年以来、顧客である地域の規制当局や政府のために1,000万以上の試験を配信してきました。ピアソンVUEの中東および南アジア担当事業開発ディレクターであるラード・ラージェフによれば、地域には若年層の人口が非常に多く、教育および認定プログラムの普及への需要が高まっています。
また、「コンピュータ・ベースド試験は、教育機関にとって受験アクセスの拡大やオンラインプログラムの提供を容易にするとともに、学生たちが場所を選ばず自分のペースで学び、認定試験を受けることを可能にしています。」と述べています。
ハイステークスな試験のグローバルリーダー
1994年に設立されたVirtual University EnterprisesはNCSに買収され、その後2000年にピアソンに買収されてピアソンVUEとなりました。今日では、世界各国に約20,000の高セキュリティなテストセンターネットワークを展開し、また、180か国以上でオンライン試験を実施しています。プログラムの安全な配信について500近くの試験認定団体から信頼を受け、世界で最も信頼されるハイステークス試験のプロバイダーとなっています。
ラージェフは、ピアソンVUEがアセスメント業界を牽引し続けていられるのは、大手テクノロジー企業から政府機関および規制機関まで、多様な試験認定団体との協力的なパートナーシップのおかげだと考えています。「ピアソンVUEでは非常に協力的なアプローチを採用しており、試験認定団体のニーズや目的に合わせて協業の方法をカスタマイズしています。クライアントの専門家とピアソンVUEの専門家からなる大規模なチームが試験プログラムのローンチと維持にあたっています。また、心理統計分析サービスから試験コンテンツの開発、学生やプロフェッショナルたちの知識やスキルの検証まで、認定プロセスのあらゆる段階において、ピアソンVUEは試験認定団体や受験者、テストセンター、および企業を支援しています。」と続けます。
地域での存在感の向上
ピアソンVUEは、ETEC(Education & Training Evaluation Commission)、アブダビ保健省、ドバイ道路交通局、およびその他いくつかを含む、有力政府および規制当局との強力なパートナーシップにより、中東地域における存在感が高まりつつあります。先日は、オマーン専門医機構 (OMSB:Oman Medical Specialty Board)とサウジアラビアの原子力・放射線規制委員会(NPRC:Nuclear and Radiological Regulatory Commission)と契約を締結しました。
「私たちは、認定やアセスメントに対する地域の需要を試験認定団体が満たせるようにすることともに、世界中のどこからでも希望する人が受験できるようにすることに注力しています。」と、ラージェフは説明します。また、ピアソンVUEは、アラビア語チームの編成や現地言語ベースのソリューションの発表など、地域の言語的ニーズを満たすという点で大きく前進していると付け加えます。
新しい基準の設定
ピアソンVUEを特徴付けているものに、継続的なイノベーションと優れた基準があります。ピアソンVUEではこれまで一貫して、国際的に認められた認証を取得・維持してきました。試験開発とセキュリティを担当するチームは定期的に業界のカンファレンスに出席して発表を行い、業界誌や出版物で取り上げられ、アセスメント以外の業界からも学べる機会を探求しています。これにより革新的な試験方法を導入し、試験認定団体により優れたコンサルタンティング・サービスを提供できます。
「受験者が感じるプレッシャーを考慮して、受験プロセスをできるだけストレスのないものにしながら、試験認定団体や関係者が期待する厳密さとセキュリティを確保する方法を常に探しています」と、ラージェフは言います。
ラージェフの意見では、ハイステークス試験では最高基準の品質とセキュリティを満たす必要があります。「私たちは、受験者と試験コンテンツの保護に取り組んでいます。試験のプロセスは、心理統計分析の専門家やコンテンツ開発のエキスパート、技術者、各分野の専門家の努力が合わさったものです。さらに、職位を満たすうえで実証可能なスキルの持つ重要性に鑑みて、より実際的なパフォーマンスベースの試験を実施できるよう取り組んでいます」と説明しています。
セキュリティと信頼性の強化
ピアソンVUEでは試験のセキュリティに関して業界最先端の多角的アプローチを採っており、フォレンジックや心理統計分析など、従来の試験セキュリティ対策を創造的かつ慎重に適用し、サイバーセキュリティに関して法施行当局や情報機関と同じベストプラクティスや調査技術を採用しています。
「セキュリティチームは認定資格プログラムの360度保護の原則に従っており、試験前、試験中、および試験後にわたってプロアクティブおよびリアクティブな手法により監視を行っています。プロアクティブには、試験セキュリティに対する脅威となるような組織化されたグループに関する情報と証拠を常に集め、試験の不正行為に関連する新しいテクニックや手法を常に調査し、学んでいます」とラージェフは言います。
試験と認定の理想的なパートナー
中東で、ピアソンVUEは試験および認定基準の向上と業界のベストプラクティスの普及に努めています。ラージェフは、コンピュータ・ベースド試験では管理の負担が軽減し、リソースもっと生産的な目的に回すことができるため、教育機関や各国政府の時間と費用を節約できると指摘します。
「今日では、運転免許の学科試験、安全衛生試験、金融サービス試験や大学入学試験はいずれも、コンピュータ化して幅広い層に提供し、即時評価することが可能です。地域の認定団体には、日常的にテクノロジーを活用している現代および将来の世代の期待に合わせてコンピュータ・ベースド試験への移行が進んでいることを認識してもらうことが重要です」と、ラージェフは言います。
中東地域全体に、長期的な成長と進歩を実現できる能力を備えた未来型の労働力を育てようという新たな熱意が沸き起こっています。医療や教育などの主要セクターだけでなく、地域の意欲的な目標に向かって舵を取る規制当局も、高いスキルを持つ労働者を必要としています。ピアソンVUEの専門知識と卓越性は、スキルギャップを乗り越え成長を加速させることを目指す官民両方の組織に最適です。